試作品(基板・モデル・部品)製作|アーティストデザイン HOME > 自動車業界の試作品
ボディ | 室内 | ドア |
---|---|---|
サンルーフ | ランプ | ミラー |
ワイパー | メーター | シート |
フレーム | エンジン | 燃料噴射装置 |
点火装置 | 潤滑装置 | 冷却装置 |
排気装置 | 電装品 | クラッチ |
トランスミッション | サスペンション | ブレーキ |
ステアリング | タイヤ | ホイール |
――自動車業界の試作品製作のやりがい
私はアーティストデザインに来る前、車の塗装を行っていたのですが、当時の経験を試作の世界でも活かせているのは大きなやりがいになっています。
実際の車の塗装と試作品の車の塗装の最大の違いはサイズです。同じ車でも、試作で塗るのはトミカくらいの模型サイズから、大きくても冷蔵庫くらいのサイズのものまでです。最初は、大きさや材質の違いにより、同じように塗っても同じように仕上がらないことに戸惑いましたが、こういった問題はすべて慣れと経験でリカバリーできましたね。
――自動車の試作品塗装の難しさ
ニーズとして、車は趣味嗜好の世界ですから、ものすごく高いレベルのこだわりが求められます。「家電はべちゃっと塗る」「車はシャイニーに塗る」というイメージですね。家電は、塗装よりも機能や形状が求められるのに対し、車は「見た目」、つまり塗装が重視されるんです。本物の車も試作の車も同じですが、塗装の世界は車が一番難しいですね。
――自動車の試作品塗装で大切なこと
塗装は前工程でつくり上げられたものを仕上げる最終工程ですから、やはりプレッシャーのかかる仕事です。でも、塗装というのは、恐怖感やプレッシャーを持って塗ると、それがそのまま仕上がりに表れるんです。大切なのは、自信を持って塗ること。ですから自分は常に、「俺に塗れない物はない!」という気持ちで塗っています。
本物の車塗装での経験に加え、試作業界で様々なサイズ・材質・繊細な部分などを仕上げてきた経験により、誰にも負けない技術を養ってきたと自負しています。今は、自分の技術を頼りにしてくれるお客様がいて、「池田さんに任せた!」と言っていただくことも増えています。本当に嬉しいことですね。