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加工可能技術

試作品(基板・モデル・部品)製作|アーティストデザイン HOME > 加工可能技術

アーティストデザインの加工技術

切削加工とは、CAD/CAMで取りだされたデータどおりにマシニングセンタで削り出す加工方法で、平面的な削りはフライス盤、円形状の物は旋盤によって加工します。材料の種類や削る面積、深さなどに合わせて工具を変えて加工します。切削試作は、初期費用のかかる金型製作や射出成型に比べ低コストで試作品・プロトタイプを製作できるのがメリット。小ロットの製作や新製品のモデル製作などに適しています。

切削加工の特徴
  • ほとんどの素材を高精度に加工できる
  • 金型代が必要ないため低コスト
  • 形状や素材の設計変更などに対応しやすい

光造形とは、紫外線に反応する材料を用いて、紫外線レーザーで硬化させ、層を積み重ねていくことで精密な立体物を製作する造形法です。一度に製作できるのは10~13個。光造形機で多数個取りした造形物を注型することも可能です。

光造形の特徴

光造形

  • 材質はエポキシ樹脂のみで限られるが、どんな形状にも対応できる
  • 切削工法では困難な自由曲面や複雑な構造などに適している
  • 寸法精度は中程度
  • 強い衝撃に弱い
  • 光に長時間当てていると変色する

マニュアル加工

マニュアル加工とは、主に手加工のことを指します。物づくりの要となる工程で、熟練の職人が80~90%できあがった造形物を完全な状態に仕上げていく工程のことです。100%機械のみで処理することは、現在の技術では不可能です。当社ではヘアライン加工も可能とし、最先端の工業技術と職人の技術を融合して試作品・プロトタイプ製作に取り組んでいます。

真空注型試作とは、金型の代わりにシリコンを部品製作用の型として使用し、真空中でその型に樹脂を流し込んで複製品を製作する技術です。1つのシリコン型から、形状にもよりますが10~20個の複製品をつくることができ、中ロットの製品製作に向いています。当社の注型製品は100%CADデータによって製作するため、金型とまったく同等の形状が得られます。多少のアンダーカットの形状も考慮せず、型から製品を取り出せます。

真空注型試作のメリット
  • 真空状態で型に樹脂を流し込むため、隅々まで樹脂が行きわたり気泡ができにくい
  • 金型に比べ短期間・低コストで高精度の複製品を製作できる
  • ウレタン樹脂、ウレタンゴム、エラストマーゴムの硬度指定ができる

鋳物・注型製造とは、木型を使って複製させる造形法です。木型をもとに作った型枠に金属を流し込み、硬化させます。当社の注型製品は100%CADデータによって製作するため、金型とまったく同等の形状が得られます。

鋳物製造の特徴

注型との大きな違いは素材。注型が樹脂に対し、鋳物は金属です。注型の用途と同様ですが、金型まで製作するとかかる費用が膨大となるため、まずは注型や鋳物で確認した後、問題なければ金型を製造するといった流れになります。

量産製品で使用する本来の金型はスライドコアを使用して鉄を使用しますが、製品化される前にその商品を少量だけ生産したいという場合に用いられるのがこの簡易金型です。アルミを使用して小ロットで生産し、低コストに抑えられることが最大のメリットです。

簡易金型の特徴
  • 低コスト・短納期
  • 複雑な形状にも対応できる
  • 樹脂の素材を選ばない

板金試作は、板金を切断する・曲げる・穴を空けるなどして成形する加工法です。切断、曲げ、シボリ、溶接、圧接、リベット、カシメなどを施します。

板金試作の特徴
  • その都度、材料から切り出してつくるため、多品種・少量の製作に向いている
  • 複雑な形状でも加工できる
  • 製作過程での設計変更に柔軟に対応できる

NC旋盤は、刃物台の移動距離や送り速度を数値で指示して旋盤加工する技術です。回転している材料に刃物を当てて、円柱や円筒形状の部品を削っていきます。バイト(刃物)は前後左右に動かせますが、材料の回転やバイトの動かし方をコンピュータ制御にしたのがNC旋盤加工です。一般的な旋盤加工は、作業者の熟練度によって精度にバラツキがでるのがデメリットですが、NC旋盤加工なら、精度の面でも生産性の面でも大きなメリットがあります。

NC旋盤加工の特徴

NC旋盤

  • 同質の物を大量生産できる
  • 数メートル単位での精密な切削が可能
  • テーパや曲面・球面加工に向いている

塗装

モデルを最大限に引き立たせるカラーをマッチングさせ、デザインモデルや機構モデルへ塗装を行います。ソリッドカラー、メタリックカラー。アルマイトカラークリアーの調色、各種塗装に加え、特殊な塗装をご希望の場合もご相談ください。当社では、カラーのサンプルをいただければ、その色の前後の濃淡をつけたカラーバリエーションのご提案をさせていただいております。

レーザーマーカーとは、特殊なレーザーを用いて塗膜を取り、バックライトなどで光の文字を作り出す造形法です。当社では、試作段階からこの加工を取り入れることが可能です(Abobe Illustratorのデータをご用意いただければお受けできます)。

レーザーマーカーの特徴
  • 透過文字が必要な試作品・プロトタイプに最適

携帯電話の光るボタンや、黒いコップの塗装を一部剥がしてその一部分だけを光らすなどといったことができます。今後、スマートフォンのカバーを作り、自分の好きな写真で形を抜き取り、裏側から蓄光材を使って抜き取った部分だけ光らしたカバーを自社製品として作ろうと構想中です。

真空蒸着メッキとは、真空中でメッキを加熱蒸発させ、その蒸気を物体表面に薄膜状につける加工法です。電子部品や半導体、集積回路、光学部品の反射膜など、数nm~数μmの膜の形成に利用します。下地処理としてアンダーコートを施すことで、ガラスやPP、ポリカ材なども塗装することができます。

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